暖かい時期のみ[4月末~10月下旬ごろまで]
約30年前の、暑い暑い沖縄の夏。あんまり暑いので、思わず馬と一緒に海に飛び込んでみたのが、海馬遊びのはじまり。
海の中で馬を洗ったり、馬と一緒に泳いだり。背中に乗っても、馬は気持ちよさそうに歩いてくれました。一緒に泳ぎながら馬の尻尾につかまってみたら、そのままぐんぐん引っ張ってくれました。
こんな遊びの中から与那国島で誕生したのが「海馬遊び」です。昔の農家も、暑い夏に馬と一緒に一日働いて、夕方には海で火照った身体を冷やし、汗を流していたといいます。
もともと農耕馬として活躍していたヨナグニウマは、小柄ながらに足腰はとても丈夫。水の中でもスイスイと進めます。頭が良くて温厚で、人懐っこい性格から、急に暴れ出すといったこともありません。
海馬遊びの基本は、2名がペアとなり1頭の馬で遊びます*。海の中に入るといっても、水の深さは馬の腰(大人の腰からお腹のあたり)までです。お子さまや泳ぎに自信がない方もライフジャケットの貸し出しがございますので心配ありません。
「馬に乗るのが初めてで不安」
そんな方もいらっしゃるかと思いますが、馬の乗り方、ふれあう方法はインストラクターが付き添ってサポートしますのでご安心ください。
※ ペア参加の場合は、一人が馬にまたがり、もう一人は尻尾につかまって泳ぐ遊びから始めます。
はじめはインストラクターが馬を引きますので、まずは身体の力を抜いて、馬の動きに身を任せてみてください。馬の歩くリズム感に慣れてきたら、自分で馬を操作する方法も覚えてみましょう。乗ったり、尻尾につかまって泳いだりはもちろん、海での馬との遊び方は無限にあります。
降りて馬を洗ってあげたり、撫でてあげたり。タテガミをパンクやリーゼントにして遊んでみたり。お子さまなら、馬の背から海に飛び込んでみたり。そんなふれあいの中で、馬との絆も深まります。
*おひとりでもお気軽にご参加いただけます。お問い合わせください。
海馬遊びの中でも、一番の目玉は「シッポッポでGO!」です。「シッポッポでGO!」は馬の尻尾につかまってスイスイ泳ぐ遊びです。
「尻尾をつかんで馬が怒らない?」
そんなことをよく聞かれますが、実は馬は人間のように敏感に痛みを感じたりはしないんです。人間がちょっとくらいつかまっても、涼しい顔でぐんぐん進んでくれます。馬にひっぱってもらって水中をフワフワと浮遊する感覚は、自分で泳ぐよりずっとラクチン。これまで経験したことのない浮遊感を味わえることでしょう。
海馬遊び時の服装は?
海馬遊びは、乗馬したまま全身海の中に浸かりますので、海水浴と同じぐらい濡れる、と思っていてください。
おすすめの服装
・ラッシュガード
・水はけのよいスパッツなどに短パンなど
・マリンシューズ
※沖縄の海は、紫外線やクラゲなど思わぬ危険性が潜んでいます。長袖・長ズボン(スパッツ)があれば安心です。
※綿素材は、水に濡れると重くなり動きを阻害します。ポリエステルを多く含む乾きやすい素材の着用をおすすめします。
※マリンシューズは無料レンタルもございますが、サイズなど数が限られているため、(大勢でご参加の場合は)ご持参いただく事をおすすめします。
海馬遊びプラン
・所要時間:40分〜50分
・年齢:小学1年生以下のお子様は要相談
・体重:75kgぐらいまで
※上記は目安となり各牧場により多少違いがございます。詳しくは、各牧場に直接お問い合わせください。
※暑い時期(5月~10月ぐらいまで)は、馬の負担軽減のため、「海馬遊び」のみの実施となる場合があります。
海馬遊びは乗っても楽しい!(写真は久米島馬牧場の在来馬ミックス。ヨナグニウマではありません)
飛んでも楽しい!(写真は久米島馬牧場のヨナグニウマミックス)
シッポッポでGO!で泳いでも楽しい!
各広場・牧場のホームページから直接ご予約ください
沖縄本島でヨナグニウマと遊べるのがこちら。犬や猫、ヤギさんも暮らすほのぼの牧場です。那覇空港からは、車で30~50分です。
ヨナグニウマふれあい広場出身の元スタッフが開いた、兄弟牧場の第一号。もちろん、日本ヨナグニウマへの熱い思いと元祖・海馬遊びのスピリッツはそのまま!久米島馬牧場は、与那国馬だけではなくそのほかの日本在来種や在来種ミックスとも遊べます。
こちらもヨナグニウマふれあい広場出身の元スタッフが最近開いた牧場です。石垣島の一番端っこにあるので、日本ではないような美しい風景の中での 海馬遊びが楽しめます。
旧ヨナグニウマふれあい広場のスタッフが、2020年4月から新牧場を立ち上げ、活動再開します!
海馬遊びはもちろん、体験乗馬もトレッキングも与那国島の大自然のなかで楽しめますよ。